ドクターコール
『この中に医療従事者の方はいらっしゃいませんか?
具合の悪いお客様がいらっしゃいます』
飛行機内でこんなアナウンスがあったら、私は正直に名乗りあげるだろうか?
友達と電話しながら、ふとそんな会話になった。
最初は飛行機事故だとか、今度どこに旅行に行こうだとか、
そんなたわいもない話だった。
そしてこの話題にたどり着いた。
日本旅行医学学会によると、
1993〜97年までの5年間のANA機内における救急機内医療発生率は、
有償飛行1,000便あたり:国内線1.05、国際線5.49、全体で1.33、
旅客10万あたり:国内線0 . 5 3 、国際線2.94、全体で0.68
そのうちに医師が名乗りあげたのは、およそ60%強だそうです。


機内搭載されている医療品例
*AED(自動体外式除細動器:Automated External Defibrillator)
*医薬品・医療用具



完璧にとはいえない物品数&環境のなかで、
私達医療従事者は本当にどこまでのことができるのだろうか?
誰も名乗りあげなかった場合、もしくは、判断に困る場合など、
航空会社と提携しているMedAire社と通信し、指示を仰ぐことができるという。
ここで医師や看護師の100%の名乗りがないのはなぜか?というと、
専門外の領域ではできることが限られてしまうことが挙げられるそうだ。
精神科医が、小児科・心臓系の患者を扱うとか、
通常ではありえない組み合わせが緊急時には起こりうる。
善意で助けようと思っても、『さて、どうしよう・・・・???』
となっても不思議ではない気がする。
さらに、もしもの場合が起こったとき。
※下線部は3万フィートの先進医療(機内でのemergencyに対応する)や
大空のコードブルー(3万フィートでの心停止)参照部分
機内での医療援助に際し、すべての医師が万能であるはずはないので、
原則的には医師としてベストで対応すればよいのであるが、
多くの先生方は「へたに手出しをすると、訴や損害賠償の請求をされるのではないか?」という不安を抱いている。
これに関しては、様々な意見があるようだが、基本的に
日本の航空機では日本の法律を利用し、米系ではアメリカの法律を利用するそうだ。
緊急医療援助行為に関しては、古来よりGood Samaritan law(善きサマリア人の法)が尊重されており、機内医療援助に関して責任を問われることはない。
とのこと。それを聞くと安心できそうだが、その反面、ドクターコールによる医療過誤訴訟もあり、現実問題悩むところなのです。(参照記事)
よかれと思って差し出した手が、訴訟という仇になって返ってくる。
そんなのはいやだ。( ̄∇ ̄;)
でも、アナタなら手を挙げますか??
参考ブログ・記事
航空機内での救急医療援助に関する医師の意識調査
さぁ 立ち上がろうー「美しい日」にふさわしい外科医とは
日本旅行医学会
主な機内搭載医薬品・医療用具
具合の悪いお客様がいらっしゃいます』
飛行機内でこんなアナウンスがあったら、私は正直に名乗りあげるだろうか?
友達と電話しながら、ふとそんな会話になった。
最初は飛行機事故だとか、今度どこに旅行に行こうだとか、
そんなたわいもない話だった。
そしてこの話題にたどり着いた。
日本旅行医学学会によると、
1993〜97年までの5年間のANA機内における救急機内医療発生率は、
有償飛行1,000便あたり:国内線1.05、国際線5.49、全体で1.33、
旅客10万あたり:国内線0 . 5 3 、国際線2.94、全体で0.68
そのうちに医師が名乗りあげたのは、およそ60%強だそうです。


機内搭載されている医療品例
*AED(自動体外式除細動器:Automated External Defibrillator)
*医薬品・医療用具



完璧にとはいえない物品数&環境のなかで、
私達医療従事者は本当にどこまでのことができるのだろうか?
誰も名乗りあげなかった場合、もしくは、判断に困る場合など、
航空会社と提携しているMedAire社と通信し、指示を仰ぐことができるという。
ここで医師や看護師の100%の名乗りがないのはなぜか?というと、
専門外の領域ではできることが限られてしまうことが挙げられるそうだ。
精神科医が、小児科・心臓系の患者を扱うとか、
通常ではありえない組み合わせが緊急時には起こりうる。
善意で助けようと思っても、『さて、どうしよう・・・・???』
となっても不思議ではない気がする。
さらに、もしもの場合が起こったとき。
※下線部は3万フィートの先進医療(機内でのemergencyに対応する)や
大空のコードブルー(3万フィートでの心停止)参照部分
機内での医療援助に際し、すべての医師が万能であるはずはないので、
原則的には医師としてベストで対応すればよいのであるが、
多くの先生方は「へたに手出しをすると、訴や損害賠償の請求をされるのではないか?」という不安を抱いている。
これに関しては、様々な意見があるようだが、基本的に
日本の航空機では日本の法律を利用し、米系ではアメリカの法律を利用するそうだ。
緊急医療援助行為に関しては、古来よりGood Samaritan law(善きサマリア人の法)が尊重されており、機内医療援助に関して責任を問われることはない。
とのこと。それを聞くと安心できそうだが、その反面、ドクターコールによる医療過誤訴訟もあり、現実問題悩むところなのです。(参照記事)
よかれと思って差し出した手が、訴訟という仇になって返ってくる。
そんなのはいやだ。( ̄∇ ̄;)
でも、アナタなら手を挙げますか??
参考ブログ・記事
航空機内での救急医療援助に関する医師の意識調査
さぁ 立ち上がろうー「美しい日」にふさわしい外科医とは
日本旅行医学会
主な機内搭載医薬品・医療用具
コメント
単純なので
う〜〜む。
ももママさん。
前回日本に滞在中に、救急車を呼ぶ騒ぎがあったんだけど。。。看護学校での練習以来に、119に電話したよ。
まぁ慌てることもなかったんだけど、久しぶりに救急隊員見て懐かしくなったよ。。。
前回日本に滞在中に、救急車を呼ぶ騒ぎがあったんだけど。。。看護学校での練習以来に、119に電話したよ。
まぁ慌てることもなかったんだけど、久しぶりに救急隊員見て懐かしくなったよ。。。
訴訟になるかも、ということから、おかしいのでは?と感じるのは私だけ??
以前機内でお手伝いをしたことがあったけれど、あれは「ボランティア」の域
結局、自分は病人と一緒に食事もとらず何時間も起きていて、最後近くの病院に搬送されるところまで付き合うことになりました
「ボランティア」としてやったことで、訴訟起こされたら、かなわないよねー
病院のボランティアさんとかも、訴えられる可能性があるってことかなぁ?
以前機内でお手伝いをしたことがあったけれど、あれは「ボランティア」の域
結局、自分は病人と一緒に食事もとらず何時間も起きていて、最後近くの病院に搬送されるところまで付き合うことになりました
「ボランティア」としてやったことで、訴訟起こされたら、かなわないよねー
病院のボランティアさんとかも、訴えられる可能性があるってことかなぁ?




アメリカはまだサマリヤ人法がある分安心ですが、日本は最近何かっていうと「訴える」になってきてるので、日本の航空機内の方がちょっとこわいかな、と思ってます。